『言霊使い』という特殊能力を持つ睦月由良は、黒髪に緋色の瞳を宿した少年。 彼は闇社会の中で生きていた。 由良にとって十二月二十四日という日は嫌な思い出しかない。 それは彼がこの世に誕生した日。 子供の頃からキラキラした暖かな空気で育ったことがなかっただけに、クリスマスパーティーをしようと張り切っている五十鈴を見ていられなかった… 救われない子供達の切ない現代風ファンタジー第四巻。
傷つき倒れていた由良を介抱してくれた日向嵐と五十鈴の元で暮らしていた由良は、『殺人鬼』と呼ばれる殺し屋、天霧陸奥との戦闘で傷つき、任務を失敗してしまった嵐に代わって奪われた人形の瞳を取り返そうと出て行った。 由良は一人飛び出した。 こんな恩返しはいらないと、憤る嵐に、由良は対等でいたいと望み… 救われない子供達の切ない現代風ファンタジー第三巻。
『言霊使い』という特殊能力を持つ睦月由良は、黒髪に緋色の瞳を宿した少年である。 彼は闇社会の中で生きていた。 依頼人からある書類を奪ってくるようにと依頼され、乗り込んだ場所に香椎名取が護衛側でいた事に戸惑う。 かつては親友同士であった二人が、名取の双子の兄である那智を由良が殺してしまったがために崩れてしまった関係… 救われない子供達の切ない現代風ファンタジー第二巻。
睦月由良は両親に愛されない子供だった。 母親からは虐待を受け、父親は無関心の幼少期を過ごしてきた彼は、孤独の世界にいた。 彼は『言霊使い』という特殊な人間だったからである。 相手に呪いを掛ける事ができるのだ。 孤独の中で唯一、自分と同じ能力を持つ祖母も愛情を与えてはくれなかった。 そんなある日、双子の兄弟が屋敷にやってきて… 愛に飢えた子供達が織り成す現代風ファンタジー第一巻。